六本松の丸衆
別府橋バス停前にあるドラッグイレブン六本松店。2021年12月撮影。
ガラス張りの軽快な見た目ですが・・・
横から見ると、古めかしい鉄筋コンクリート造の建物であることが分かります。(2021年3月撮影)
実はこの建物、竣工は1967年。元々は丸衆というスーパーでした。
福岡市内に店舗網を擁していた丸衆はその後ダイエー傘下に入り、九州スーパーマーケットダイエー、グルメシティ九州へとその名を変え、イオン九州のルーツの1つになっています。丸衆からダイエー、グルメシティを経て存続している店舗としてはマックスバリュエクスプレス港町店が挙げられます。
この六本松店はスーパーマーケットダイエーだった20数年ほど前に閉店し、ドラッグイレブンが居抜きで入居しました。今でも内装からは昭和のスーパーの残り香を感じることができます。
六本松もこの10年で大きくイメージが変わりましたが、ビル群の谷間に鎮座する2階建ての躯体は装いを変えながら半世紀に渡り、バスの発着を見守り続けています。