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2022年2月

2022年2月15日 (火)

西鉄バス、曲渕から撤退!福岡市が代替バス運行事業者公募へ

※2023年現在運行されている「曲渕線乗合タクシー」最新の情報はこちらからご確認ください。

※2022年8月27日更新:福岡市地域公共交通会議にて、飯倉タクシーによる詳細な運行計画が公表されました。

西鉄バスの3番脇山支線のうち、早良営業所から曲渕へ運行されている系統は、国道263号を山に向かって9.3km走破する系統であり、福岡市内では風情溢れる路線の一つです。

現在は中型バスで運行されていますが、2022年10月からこの路線をハイエース型の車両に切り変えて運行する事業者を公募することが、福岡市より発表されました。つまり、西鉄バスは撤退することになります。

福岡市の計画によると、従来の系統に加え、新たに内野小学校前、唐の原(湧水の郷千石の下にある集落)、飯場、野河内渓谷入口にも乗り入れる系統を新設するとのことです。

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※図は福岡市の事業者公募資料より転載

「野河内渓谷入口」は、かつて博多駅、藤崎から出ていた昭和バス野河内線の終点「野河内」のすぐそばであり、約18年ぶりの路線バス復活となります。

運賃はどうなるのでしょうか。早良営業所~曲渕間の運賃は、300円となり、現行よりも60円安くなります。一方で西鉄バスのネットワークからは切り離されるため、エコルカードやグランドパス65、福岡市内フリー乗車券、nimocaの乗り継ぎ割引などは使えなくなることになります。

福岡市内では、今宿地区の「なぎさ号」に次ぐ代替バス第2号となります。より地域に密着した運営となることが期待されます。どうせなら、飯場から日向峠を越えて糸島へ、野河内から三瀬峠を越えてどんぐり村へ…なんて思うのは私だけでしょうか(笑)

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