言うまでもありませんが、私のHNの由来は西鉄バスの502番です。それほど原に都市高速経由のバスが復活することは嬉しいことでした。
もともと原には10年くらい前まで都市高速経由のバスがありましたが、西公園ランプ経由であり、福岡ドーム前(現ヤフードーム前)で渋滞するのは必至で、原四丁目の行燈には「百道浜経由」としか書かれていませんでした。それだけ一部の地域には遠回りであったのでしょう。それで結局302番(現在のとは別)を最後に姿を消しました。
原地区は小笹地区と並んで「陸の孤島」であり、交通の不便な地域です。小笹よりもタチが悪いともいえます。小笹には昔筑肥線が通っていましたが、原の北端にも筑肥線が通っていて、西新駅(現在の昭代三丁目バス停付近)も近くにありました。
約40年前に地下鉄が計画されたとき、原を経由することも視野に入っていました。しかし交通審議会などでの議論の末、従来の路面電車のルートに沿った形となりました。
そして、その後地下鉄3号線(七隈線)が計画されたとき、またもやルートから外れました。そもそもこの路線は西南部地区向けであり、原とは無縁でした。
地図を見ていると、思わず別府から西方向に路線を引っ張りたくなります。
原の住民は西鉄バスに依存する生活が続きますが、2008年に突然502番の開設が発表されます。私は大感激しました。まさか、こんな日が来るとは思いもよりませんでした。
しかし、いざ時刻表を見ると上りは12時台まで。物足りなさを感じました。
さて、運行開始され、どういう利用状況になるか気になりました。案の定振るわなかったようで、すぐに原に看板が設置されました。
やがてチラシが配布されました。93マリノアのように新聞折り込みではありませんでした。
私も運行開始2週間後くらいの平日に下りに乗車してみましたが、少なく、席の半分が埋まる程度でした。
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現在、502番の利用状況は、平日朝ラッシュ時は席がすべて埋まる程度。原から乗る人も以前に比べると増えています。定期客でしょうか。しかし2番との間隔が短いとやはり乗る人は少ないです。そもそも、原のバス停に並ぶ通勤客がみな天神に向かうというわけではありませんから…
下りの利用客は少ないです。やはりソラリアステージ前に行こう!と思いにくいからでしょうか。土日の下りはお年寄りを中心に席の90%が埋まる程度です。
今度の減便対象に入っているでしょうか。この系統、本数が多いほど価値が上がると思うのですが…
原地区の交通のかなめとして、502番には頑張ってほしいです。